2021年12月14日火曜日

令和の健康のキーワードは、 Microbial shift(マイクロバイアルシフト)

        
 
 一年が過ぎるのはあっという間ですね。師走の12月になりました。
皆さま、お元気でお過ごしでしょうか。


デンタルサロンKでは、Xmasの飾りつけで、皆さんをお迎えしています。





 健康で長生き!のために、今、お口とからだの関係が注目されています。

1.歯周病の治療が糖尿病を改善する
2.歯周病が認知症の進行を招く
3.お口を清潔にすることで、誤嚥性肺炎を防ぐ助けになる
4.歯が20本残せると寝たきりになるリスクが減る
 他にも高血圧、脳血管疾患、心疾患や、低体重児出産等、口腔内細菌が原因で引き起こされる
 疾患が知られています。






 私たちは、細菌とともに共生しています。
お口の中の細菌は、食後に歯磨きしても時間の経過ととめに細菌が繁殖してきます。
 善玉菌:悪玉菌:日和見菌が2:1:7の割合です。
この中でむし歯菌や歯周病菌は悪玉菌です。
通常は病原性がなく安定しています。

 しかし、生活環境などによりこのバランスは崩れると、病原性を発揮します。
病原性のない状態から病原性を発揮する状態に変化することを
マイクロバイアルシフト(Microbialsift)といいます。
お口でマイクロバイアルシフトが起こるとむし歯や歯周病が発病します。


 


 この悪玉菌量が増えた歯や歯肉の高病原性バイオフィルムを、セルフケアと当院で行うプロフェッショナルケアを継続することで、低病原性のバランスを戻してあげましょう。
マイクロバイアルシフトが起こらないようにすることがお口の健康を守るキーワードです。
 …細菌と仲良く?withコロナと同じですね。

 基本は歯磨きだけでなく、よく噛んで唾液力を高めて、規則正しい食習慣と睡眠で体調を整え、免疫力を高めることが大切!ですね。

         
         リバース

       

                         
                                                                  


                                                                            by DH 石田