2013年2月25日月曜日

青森県小児歯科勉強会に行ってきました

青森県小児歯科勉強会に行ってきました

 

 青森の酸ヶ湯温泉は、国内積雪の過去最高、なんと536cmを記録しました(^_^;)
そんな中、青森の小児歯科勉強会にいってきました。

 予防サロンでは「一生自分の歯で食べる」ことを目的にしています。
そのためには、歯だけでなく、お口の機能もとても大切です。

 食べて飲み込むためには、舌や唇、頬の筋肉など、口腔の周囲の筋をたくさん使います。
 
現代の食生活は、卑弥呼の時代の食生活から比べると、噛まなくても食べられる軟らかい食べ物が溢れています。

 
 顎の発育には、噛むということが、とても大切なので、子育て中のお母さん方には、
機会があれば、「ご飯を作るときに、たとえばカレーなら、具を大きくするとか、根菜類を使うとか、噛むということも、意識してお料理して下さい。」たとえば
「牛乳でも・お豆腐でも、よく噛んで食べるといいんだよ」
と声を掛けるだけでもいいです、とお話ししています。

 
 そして、噛むことと、同じく大切なのが舌です。
舌は筋肉の塊で、「物を飲み込む」ときにのどの奥に食べ物を送り込むのに重要な働きをします。

 
 この働きは本能ではなく、学習して鍛えられもので、
英語を勉強したことがない人が、英字を書けないのと同じで、
大人になれば、できるようになるというものでは、ありません。

 青森県小児歯科勉強会で、勉強してきたことを少し紹介します。
舌の物を飲み込む力を鍛えるための、ウオーミングアップです。


①舌の先を前歯の裏側の歯ぐきの部分に舌をつけます。
( 日常の生活においても普段、ここを常に意識して 舌をあてておくようにしましょう。)

スポットポジション

               ②舌を上に持ち上げる練習です。
( 舌全体を上顎に吸い付け、口を大きく開けて舌の裏のヒモ(舌小帯)を延ばします。このとき、舌の先がスポットにあること、舌の前の方だけでなく、後ろの方まで上顎の裏側に吸い付いていること、舌が上の歯を覆わず上の歯列の内側に収まること、左右対象に吸い付けることが必要です)



ポッピング


やってみると意外と難しく、結構筋肉痛になりました。
皆さんもお口の機能を確かめてみて下さいませ。

(写真はわかば出版「口腔筋機能療法(MFT)の臨床」(監修者 山口秀晴、大野粛英、佐々木洋)より、転載しています。)

  
                                          
                                               by 石

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